trcbook’s blog

技術書籍の紹介と日々のこと

9月の新刊とご挨拶

 (株)東レリサーチセンター 技術情報事業部 出版Gより

技術書籍のご案内をさせて頂きます。

 

 今週は、超強力な台風そして北海道で地震と大規模停電という、

大きな災害が発生しました。

 被害に遭われた方々、ご不便が続いている方々にお見舞いを

申し上げるとともに、さまざまな復旧作業に対応されて

おられる方々に感謝いたします。

 

 さて、こんな時期のご挨拶となりましたが、

私Yは、今週をもちまして、現在の部署を離れ、

東京本社に転勤することになりました。

 2015年5月にこちらの部署に異動し、その6月から、

「毎回、自分の言葉で本を紹介する」をモットーに、

本メルマガを書き初め、3年間と少し続けてまいりました。

 これまでのご愛読を深く感謝申し上げます。

 

 そんな異動を控えた先週の土曜日のこと、

メルマガでもおなじみのY2さんと出荷担当のSさんが、

琵琶湖と滋賀を楽しむドライブに連れて行ってくれまして、

琵琶湖博物館や佐川美術館、琵琶湖大橋などを堪能しました。

 

 特に、琵琶湖博物館は、予想以上の面白さでした。

「琵琶湖」にまつわる、地学的なこと、生物学的なこと、

ヒトや社会のことを、とても工夫して展示しています。

 京都には、3年と2ヶ月間住んだことになりますが、

最初の頃にさっさと琵琶湖博物館に行って、

琵琶湖でもっと遊んでおけば良かった、、、と少し後悔しました。

 皆様も機会がございますれば、ぜひ琵琶湖博物館にご訪問下さい。

 

 このように、何かのテーマを中心におき、いろいろな角度から

見えてくる情報を総合的に知るというのは、非常にわくわくする

ことで、そのテーマの新たな魅力を発見するきっかけとなります。

 

 実は、我々の発行する書籍も、そういうコンセプトとアプローチを

狙っています。

 ある技術に注目し、その技術の基本から、最近の研究例、

そして多様な分野での応用例をできるだけ幅広く取り上げる

ことで、その技術がもつ可能性を浮かび上がらせることが

できればと考えています。

 そして、我々の本という情報の”ひとかたまり”が、その

注目技術の新たな活用のヒントとして、皆様の日々の

ご研究や開発に何か繋げて頂くきっかけとなることが

できれば、望外の喜びです。

 

 今回のメルマガでは、まだホームページでの掲載は

ありませんが、9月に発行予定の2冊のミニレポートについて、

簡単にご紹介させて頂きます。

 発行まで少々お待ち下さい。 

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■吸音技術  -材料と音響制御-■

 

 音に対して敏感な時代となりました。

 電車や車や道路、工事、各種施設などにおいて発生する

音の問題は、その利用者や近隣住民にとって、環境性、

商品性、商品の付加価値を左右する大きな要素となって

います。

 法規制や条例や指針など規制基準による制約に加え、

快適性をより重視する時代においては、関連する各種機械、

機器の静音化に加え、工事などに伴い発生が抑えられない音に

対しても、できるだけ低騒音化をはかることが求められています。

 

 本書では、音を吸収する材料、吸音材の開発における現状や

動向をまとめるとともに、注目される研究開発の現状や適用

事例などを取り上げています。

 

目次

 第1章 吸音の仕組み

 第2章 吸音特性の測定法・予測法

 第3章 吸音材

 第4章 吸音材の開発および適用事例

 http://www.trcbook.com/zairyo/kyuon.html

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■水素社会関連技術 -安全・安心な水素利用に向けて-■

 

 我が国が産官学で進めてきた水素利用技術開発は多岐

にわたり、政府による戦略策定や開発推進施策により、

エネファームや水素燃料電池車、水素ステーションの開設

といった比較的身近に見える進展だけでなく、標準化活動

や水素インフラの整備のための様々な技術開発やその

社会実装に向けた実証実験への取り組みが活発化して

います。

 本書では、安全・安心な水素利用を目指した技術開発

や社会的取り組みについて幅広く調査するとともに、

すでに上市された、もしくは商品化への期待の大きい

技術を中心に水素社会関連技術の具体例をまとめて

います。

 

目次

 第1章 水素の安全性と水素社会

 第2章 水素サプライチェーン技術

 第3章 水素利用の事例

 

http://www.trcbook.com/kankyo/suiso.html

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そのほか、さまざまな分野の技術書籍を制作・販売しております。

ご興味のある方は、東レリサーチセンターの書籍出版のサイトを

ご覧下さい。

→   http://www.trcbook.com/

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■風合いの付与と評価■

  -肌触り、手触りの向上-

 

                A4判210ページ 税込価格 49,680円

                2018年4月発行

 

https://www.trcbook.com/zairyo/fuai.html

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■微粒子の分散技術■

 -分散安定化と材料創製-

 

                A4判 385ページ 税込価格 99,360円

                2018年7月発行

 

https://www.trcbook.com/zairyo/anteibunsan.html

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東レリサーチセンターが開発した分析前処理ツール

「ピンポイント濃縮プレート」のページを拡充しています!

濃縮動画掲載中★

http://www.toray-research.co.jp/products/pinpoint.html

 

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分析手法のより深い理解と活用のために

東レリサーチセンターの分析講座はこちら

http://www.toray-research.co.jp/bunseki_seminar/

 

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★私Yよりさいごのひとこと★

 

 私Yの異動後は、引き続きY2さんと

もしかすると、これまたYのイニシャルをもつ

Y3さんが、顔を出す、かもしれません。

 私Yもこれまでに書きためているもので

たまにお邪魔するかもしれませんが、

一旦ここで、お別れとなります。

 

 皆様、これまでありがとうございました。

 

 ひきつづきtrcbookメルマガを

どうぞよろしくお願いいたします。