既刊「触媒によるエネルギー変換と環境保全」のご案内　(株）東レリサーチセンター

(株)東レリサーチセンター　技術情報事業部　出版Ｇより技術書籍のご案内をさせていただきます。

　６月に入りました。この時期、あちらこちらで、蛍を見た！という話題が出始めます。私Y2の近所の住宅街の中を通る川沿いでも、毎年、光の乱舞を楽しむことができます。

　蚊に刺されながら、水辺でそっと光の乱舞を楽しむ私Y2には、蛍の光は情緒深いものというより、男の子達が、必死に自己アピールしているお祭りのような熱気を感じるのです。蛍の光は熱を出さないですけど。

　さて、この蛍の光は、皆様ご存じのとおり発光酵素（ルシフェラーゼ）と発光基質(ルシフェリン)の化学反応によって生じるものです。この発光反応は、効率が非常に高いこと（エネルギーが光に変換される効率は88%）が知られています。

　このようにマイルドで効率の高い生体触媒（有機触媒）に対して、無機触媒は温度に比例して反応速度が増加します。

　無機触媒は、燃料電池の電極や、自動ガスの浄化といった所で利用されています。触媒による物質変換技術は、エネルギー資源の有効利用や環境負荷への低減を実現するためには重要で不可欠な基盤技術の一つです。

東レリサーチセンターでは、触媒に関する書籍を発刊しています。

☆☆☆----------------------------------------------☆☆☆

■触媒によるエネルギー変換と環境保全■

　　　　　　　　　　　　　　　　A4判　287ページ　税込価格77,760円

　　　　　　　　　　　　　　　　2016年12月発行

　触媒の効率化や耐久性の向上、貴金属代替材料の探索、有用な化合物への変換に用いる触媒の開発などが行われています。

　本書では燃料電池向け水素製造、電極触媒関連、太陽光エネルギー利用による二酸化炭素の固定化・資源化、バイオマスや天然ガスからの燃料の合成といったエネルギー変換技術と、燃料油の超深度脱硫、自動車排ガス処理、排煙脱硝、VOC分解、有機塩素・フッ素化合物の分解、水質浄化等の環境保全技術に関連する触媒の開発事例や研究成果についてまとめました。

https://www.trcbook.com/kankyo/shokubai.html

☆☆☆----------------------------------------------☆☆☆

　そのほか、様々な技術書籍を制作・販売しております。

ご興味のある方は、東レリサーチセンターの書籍出版のサイトをご覧下さい。

→ http://www.trcbook.com/

また、書籍の記事を「The TRC News」で掲載しております。

（記事No.は　201803-03、201802-04　です。）

http://www.toray-research.co.jp/new_bunseki/trcnews/201801.html

"`""`""`""`""`""`""`""`""`""`""`""`""`""`""`""`""`""`""`""`"

■光反応性ケミカル■

A4判354ページ税込価格 73,440円

2013年11月発行