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技術書籍の紹介と日々のこと

既刊「微粒子の分散と凝集」のご紹介

いつもご愛顧いただき、ありがとうございます。

 (株)東レリサーチセンター 産業技術調査研究室より 技術書籍販売のご案内をさせていただきます。

 7月に入りました。2015年ももう半分、でもまだあと半分。 皆様は、どのような2015年前半を過ごされましたでしょうか?

  2015年前半が入社以来の怒濤の展開であった私Yは、いよいよ今週末が 京都引っ越しとなっておりまして、家ではネットやカタログと首っ引きの日々を 過ごしております。しかし、引っ越し当日の予報は今のところ雨・・・。はてさてどうなることでしょう・・・。

 さて、先月に開催した弊社のポスターセッションには、多数の方にご来場頂き、 誠にありがとうございました!

 今回も、ポスターセッションでの試読コーナーにて多くの方に お手を取って頂いた書籍のご紹介をさせて頂きます。

★今週の注目書籍紹介★☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆

■微粒子の分散と凝集■

 個体を微粒子化すると活性度と反応性が飛躍的に高まり、特異な物理科学的、 電磁気的、光学的特性といった新しい機能が発現します。機能化された微粒子 を分散させたナノコンポジット、ハイブリッドやナノペーストは、新機能の創 出が期待されています。しかし一方、微粒子は、凝集しやすく、分散系を長 期間安定した状態で保存することは難しいという問題があります。

 東レリサーチセンターでは、2012年6 月に、「微粒子の分散と凝集」に 注目した書籍を発刊しました。

 本書の特徴としては.......

 微粒子の分散と凝集に関して、多角的な情報をまとめました。 第1章では、微粒子の分散・凝集について、その定義、挙動、そして分散系の評価方法について解説し、第2章では、製造方法、調整方法に関する技術情報を まとめました。第3章では分散と混合の技術(分散剤・凝集剤、機械的混合、 ナノ粒子の高分散)、第4章では、混合、分散、高機能化を実現するための各種 装置について紹介しています。”技術”と”装置”について、それぞれを丁寧に 取り上げているのが本書の特徴といえます。

第5章では、トナーや塗料類、光学材料、電子・電気材料、医薬・化粧品と いった幅広い分野の応用例を紹介しています。

 材料開発に取り組んでおられる方、そのほか、微粒子を扱うすべての研究者の方々、 詳細な目次は、以下に紹介しておりますので、ぜひご一覧下さいませ。

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■微粒子の分散と凝集■ -臭気規制・測定法・対策事例-

A4判 318ページ 税込価格 73,440円 2012 年6 月発行

https://www.trcbook.com/zairyo/biryushibunsan.html

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 そのほか、様々な技術書籍を制作・販売しております。

 ご興味のある方は、東レリサーチセンターの書籍出版のサイトを ご覧下さい。 →   http://www.trcbook.com/

 また、弊社では、お客様からのご依頼による受託調査も行っています。 特定材料に注目した技術動向や応用先の市場動向などを個別に調べたい方は、ぜひこちらもご覧下さい。

→   http://www.toray-research.co.jp/jutaku/index.html

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■炭素材料の最新動向■

A4判 428ページ 税込価格 73,440円 2014年6月発行

 カーボンブラック、黒鉛などの炭素材料は、二次電池用電極や触媒、 高機能化・高性能化のための添加材(導電・熱伝性能や耐久・堅牢性 向上など)としての適用がますます活発化しています。また、炭素繊維 においては、さらなる複合化や新しい製造方法の検討が行われていま す。一方、ナノサイズの炭素材料として、カーボンナノチューブ(CNT)、 フラーレン、グラフェン、ナノダイヤモンドなどが次世代の機能材料とし て多いに期待され、材料設計・合成や応用展開の研究開発が進められ ています。本書は、炭素材料全般の構造と特性とともに、それぞれの最 新の技術動向、新しい製造方法、用途開発をまとめました。

☆炭素繊維の複合化技術、製造方法の開発 ☆多孔性炭素材料の活性炭、電極への応用展開 ☆CNT、フラーレン、グラフェン、ナノダイヤモンド、ナノ多結晶ダイヤモンドの研究開発動向 ☆その他材料(炭素系薄膜、カーボンアロイ、カーボンマイクロコイル、カーボンナノリング、  カーボンゲル、SiCカーボン、など)の紹介 ☆各種材料の最新国内公開特許情報のまとめ 

http://www.trcbook.com/zairyo/tanso.html

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■ナノ粒子の最先端■ - 製法・用途展開・安全性・評価技術 -

 A4判435ページ 税込価格 73,440円 2013年1月発行

  ナノ金属粒子は、結合エネルギーに比べて表面エネルギーを無視できなく なり、バルク金属とは違う物性が現れます。このサイズにともなう物性の変 化はサイズ効果と呼ばれ、融点の低下、局在表面プラズモン共鳴の発現、離 散的エネルギー準位の発現、化学吸着・反応性の向上(触媒特性の向上)な どを発現します。

 本書はナノ粒子に関して以下の最新情報を集成したものです。

○特性:光学的特性、磁性ナノ粒子分散系、ナノ化による強度向上 ○製造加工分散技術:プラズマ法、蒸着法、化学合成法、微生物法など ○特性改善と応用:電子・光学、触媒、電池、アクチュエータ、医療など ○安全性、測定評価技術:寸法・形状・分散、ζ電位、分子量測定、毒性

 http://www.trcbook.com/zairyo/nanoryuushi3.html

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■透明封止材■ -光学デバイス、太陽電池用封止材の開発動向-

 A4判 306ページ 税込価格 73,440円 2011年2月発行

 本書で取り上げる「透明封止材」は、封止材の中でもLED、有機EL、 光センサなどの光学デバイスおよび太陽電池モジュール用封止など、 透明性が要求される素子・基板の封止に用いられる材料に特化した 封止材です。透明封止材の性能には、透明性や集光性・光伝送効率・ 波長変換機能などの光学特性を維持しつつ、かつ耐久性などの本来の 封止性能を満足することが求められます。そのバランスレベルや、透明 封止材の技術開発の重要性は増大し活発な開発活動が展開されています。

 本書は、こうした背景にある透明封止材(樹脂材料、他)および関連す る封止・デバイス技術における技術課題と開発動向を最近の報告資料や 特許などを基にまとめたものです。

http://www.trcbook.com/electro/fushizai.html

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■ガスバリア・ガス分離技術■

A4判 362ページ 税込価格 73,440円 2011年4月発行

 包装材料として広く利用されてきたガスバリア性技術は、太陽電池 バックシート用フィルムやフレキシブルディスプレイにおけるガラス 代替として期待をされて、ハイバリア性と低収縮性や加工適性などの 性能と両立させた材料が求められています。また、特定のガスを選択 的に遮断・透過するガス分離機能へのニーズも高まっています。ガス 分離材料の開発においては、排ガスから二酸化炭素分離、燃料電池技 術の普及を支える高純度水素製造、などへの応用が期待されています。

 本書は、「ガスバリア技術」と「ガス分離技術」に焦点をあて、それぞれ の発現原理の説明や、製品化されたフィルム・膜の構成や特性、高機能・ 高性能化のための加工技術を紹介し、各企業・各研究機関における技術 開発動向をまとめました。

http://www.trcbook.com/zairyo/gasubaria.html

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